雪の断熱材

例年より出遅れたとは言え、はやり裏磐梯は豪雪地帯。毎日けっこうな量を雪かきしています。防風のために西側に積んだ雪の壁も北側まで伸びてきました(今朝は敷地内にいろんな野生動物の足跡がありました)。

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この雪の壁のおかげで風が強い日でも、家そばは柔らかな風が吹きつける程度で多少の効果はあるのかなと。でも、露出している壁面から冷気が忍びこんでくる訳で、雪で壁面を覆えたらとも思うのですが、窓や壁の養生を考えるとあまり得策でもないような気もします。

相方さんがパーマカルチャー・デザイナーズ・マニュアルに雪国のパーマカルチャーについての記述を見つけました。曰く「屋根の雪の断熱効果を利用せよ。氷のレンズで太陽光を集約せよ。」などなど。

ネットで調べると、15センチ以上の雪は断熱材としての効果を発揮し、これを「かまくら効果」と呼ぶそうです。

アイヌ民族の伝統的な住居「チセ」では、「屋根や壁に厚く積もった雪を利用して、室内の熱が逃げないようにしていた」そうですし、カマクラ効果を積極的に利用することを提唱する建築家の方もいらっしゃるようです。

この「かまくら効果」を最大限に活用する方法を何か考えていきたいと思います。

(もりやん)