やさしい自然エネルギーのお話会

f:id:earthspiral:20190410173651j:plain

4月9日に猪苗代で森のようちえんを主催している「こめらっこ」さんにて自然エネルギーのお話会を行いました。

先日の世界の約150万人の学生さんたちの気候変動ストライキの背景など地球温暖化の話を長谷川浩さんから、私からは自分のこれまでの自然エネルギーの実践の話などをさせていただきました。

長谷川さんからの「迫り来る地球危機」と題したお話の冒頭で気候変動ストライキの動画をご紹介いただきました。世界の学生さんたちが、自分たちの未来を守れとストライキをしていることをご存じない方も多いようで、ぜひとも多くの人に見ていただきたい動画です(4分38秒)。

www.youtube.com

他にも、温暖化のメカニズムなど地球温暖化について説明がありました。

  • 1億年の悠久の年月をかけて蓄えた石油と石炭をわずか300年で使い果たそうとしている
  • 先週ハワイで観測された大気中のCO2濃度は412ppmを超えて、過去200万年の最高値となった
  • このまま十分な対策を取らなければ、21世紀後半には異常気象が暴走して止められなくなる
  • その年限は2030年で、この11年間での対策の機会を逃せばもはや手遅れとも言われている

f:id:earthspiral:20190409112602j:plain

私からは自然エネルギーのこと、自分たちの実践の話をさせていただきました。

  • 2010年から2018年にかけて省エネと自然エネルギー導入に取り組んできた結果、電気代は約1/5、ガス・灯油代は約1/2、光熱費は約18万円から12万円に減らせた
  • 自然エネルギーは環境を汚染せず、枯渇せず、燃料費もかからない持続可能なエネルギーであり、分散型なので地域や個人がつくれて、地域の希望となり得るものである
  • 一方で、既得権益層のネガティブキャンペーンなどにより、広く一般に温暖化に対する不信感が広まり、自然エネルギー普及の妨げにもなっている
  • 自然エネルギーへの転換の基本は、エネルギ-消費を減らして、減らせない部分を自然エネルギーでまかなうこと
  • 自然エネルギーへの取り組みは、負担ではなく、未来への投資であり、減災のためにも重要

そして、我が家の実践の紹介を電気、熱利用、交通の3分野に分けて紹介しました。

https://earthspiral.jp/renewables190409.pdf

 

f:id:earthspiral:20190410165549j:plain

二人からの話の後、参加者とのシェアの時間を設けて、それぞれの取り組みや取り組んでみたいことを話し合いました。

  • ストーブの排熱利用や厚着、ゆたんぽ、高気密化、家のダウンサイジングなど、熱利用のエネルギー削減への意見が最多
  • 早寝などの節電や車の取り合わせなどのエネルギー削減の意見もあり
  • 今回の話を人に伝えたり、学生さんたちに学んでもらいたいとの意見も

また、もったいないの精神や地域や家庭での循環を大切にするとの考えを皆さんお持ちなのも心強く感じました。