光熱費0円化計画 その2

すっかりブログの更新をさぼってますが、去年、我が家の光熱費について書いたので、その続きです。

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太陽光発電が2年目を迎えて1年を通じて発電できたためにかなり売電できた一方、光熱費は前年比で2割ほど抑えられました。結果、収支は約65,000円ほどプラスでした(ぱちぱち)。

前回、ガソリン代も含めて検証すると書いてあったので、ガソリン代も加味してみました。

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結果、約4,000円ほど赤字でした(おしい!)。必要な用事があっての燃料代なので、これは止むなしですね。


去年は薪を調達できず、今年は薪を買う予定なので、また状況が大きく変わる予定です。

あと、今年はいただいたソーラークッカーが活躍してくれそうです。

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太陽光発電開始一周年

久々の更新ですが、最近は敷地内のもう一つの建物をセルフリフォーム中で、その様子はfacebookに書いてます。

早朝にネットで仕事をして、朝食が済んだら日中はリフォーム、日が暮れたらシャワーを浴びて、食事をして、少しPCに向かって、眠くて仕方なくなって、ふとんへもぐり込む、といった生活パターンの日々です。

忙しくて野菜づくりには手が回らないので、こちらは相方さんにお任せ。今年は寒くてなかなか成長してくれませんが、いろんな野菜たちがじわじわ育ってくれています。

さて、本題ですが、去年の今日、我が家では3.14kWの太陽光パネルを設置しました。ちょうど一年経ったので、今回はその状況報告です。

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一年間の発電量が 3,251kWh 、売電価格が124,074円、モニターを設置したことによる節電効果が18,059円合計142,133円。グラフは月々の売電と節電の推移です。

システム価格が補助金を引いて1,443,100円だったので、10年で98%償却できる見込みですね(100%にもうちょっと惜しい!)。

豪雪地帯でも自分で雪を下ろせる状況なら、十分採算が採れるということになりますかね。


ちなみに今年、福島県は太陽パネル設置に50,000円/kWの補助金を出すそうです。北塩原村は60,000円/kW助成してくれるので、なかなか良い条件ですよね。

そしてなんと!福島県再生可能エネルギーの割合を、2020年に約40%、2030年に約60%、2040年には100%以上を目標に掲げているのです。ちなみにこれは電力の割合ではなくて、一次エネルギーの割合なんですよね。こういうことをもっとアピールすれば良いのに。

福島県再生可能エネルギー推進ビジョン (導入目標は34ページ)

堅雪、枝集め

例年なら3月半ばくらいから雪がしっかり締まってかんじきやスノーシューがなくてもつぼ足で雪の上を歩けるのだけれども、今年は4月に入ってからも雪が降り、雪がしまったのはつい最近。


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以前、地元の人はこんな日には林に行って、折れた枝を集めて燃料にしていたそう。林の中はこの前の嵐のせいで思った以上にたくさん枝が落ちている。ひと抱え集めては、数百メートル先の自宅まで運ぶ。それの繰り返し。

ついてきたわさびが木登りを始めたので、こちらも別な木のよじ登ってしばし休憩。登る前に挨拶して、太い枝に腰掛けて木にもたれかかると、何とも言えない安心感が湧いてくる。古くなった枝と嵐に感謝しながら、来冬の備えを進めている感じが、何だかすごく自然に寄り添った暮らしをしているようで嬉しくなる。


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3日間で6往復して集めたのはこんな感じ。これをストーブに入るサイズに切って、冬まで保管しておく、と言ってもこれで焚きつけ一週間分くらいかな。

ワークショップルーム改装

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2年前のリフォームのとき、自分たちでリビングの壁塗りと床張りをしました。この時、珪藻土がかなり余ったので、もうひと部屋同じようにしたいなと、ITスキルの労働交換で床材も入手し、準備万端のまま1年以上が過ぎ、ようやく先日、壁塗りと床張りを行いました。


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借りてきた道具で、珪藻土を混ぜまぜして、ひたすら塗っていきます。珪藻土は漆喰に比べるとちょっと高価ですが、塗りやすいので素人向きの素材です。


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こんな感じに自分好みにあしらうこともできるのも、壁塗りの楽しいところですね(写真だと分かりづらいですが)。


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床張りはリビングと違ってシンプルな長方形なので、作業がはかどりました。


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今回は二回目と言うこともあり、隙間なくきれいに仕上がりました。できないかもと思っても、いざやってみると人間いろんなことができるようになるものですね。^^;

光熱費0円化計画

過去3年間の我が家の水道光熱費を出してみました。

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去年の収支は約2,500円16,000円*で、光熱費0円まであとちょっとという感じ。太陽光発電の自家消費と電力見える化による節電で電気代が大きく減っています。去年の7月から売電を開始したので、来年の収支は大きくプラスに転じるはずです。

*去年後半の電気代が集計されてませんでした。お詫びして訂正します。

来年はガソリン代も含めてエネルギー0円になるか検証してみたいと思います(ちなみに去年のガソリン代は約49,000円でした)。ちなみに我が家では、東側の落雪が多く、ガスボンベの固定金具がよく外れて危ないのと、薪ストーブクッキングで冬はガスを殆ど使わないので、来週ガスの契約を休止することにしました。これでガス代(冬場の基本料金)も減りそうです。

あと、細かいことを言うと、2009年の値は移住前と後の両方の光熱費です(移住前の住居の電気代は含まず、2008年末の住居購入後の電気代のみ)。それと、2009年の入居時に灯油タンクに大量に灯油が残っていたので、2009年と2010年の灯油代は実質は倍くらいかかっていると思います。

雪の脅威と屋根塗り

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昨冬は積雪が多く、旧家屋の軒はへし折られ、せっかく入れてもらったガラスも大半がまた割れてしまい、悲しい想いをしました。

道路に雪が落ちてはいけないと、道路側の屋根ばかり気にしていて、反対側の屋根の雪下ろしを全くしなかったのが敗因。

雪の威力を身を持って味わいました。


その反省もあって、雪が落ちやすくなるよう昨秋に屋根の塗装に初挑戦しました。

地元でお世話になっている方が余っているという塗料を(売って)くれるというので、それを塗ることに。

調べてみると、錆ている場合は錆止め塗料を、錆が酷い場合は錆落としが必要らしい。

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写真のとおり錆が酷いので、まずは錆落とし。グラインダーが良いそうなのですが持ってないので、ドリルドライバーに取り付けるワイヤーブラシを買って、ひたすら錆を落として行きました。

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錆を落としたら今度は錆止め塗料。写真の赤い部分がこれを塗った状態。シンナーで薄めて塗るのですが、最初に塗った時は薄め過ぎたので、二度塗りしました。

これが乾いたら、仕上げの塗装。ローラーが良いという人と、たいへんでも刷毛塗りが良いという人がいて迷いましたが、錆止めも仕上げも刷毛塗りにしました。

仕上げの塗料は、塗装後に気温が下がるとつやがでなくなるそうで、一部そうなってしまいました。塗装時は気温が大事なんですね。


お陰で、雪下ろしの方法も工夫したこともあるのか、例年は春まで落ちなかった屋根の雪が今年は随分落ちやすくなりました。

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排熱の有効利用

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厳冬期、我が家の消費電力は倍に跳ね上がります。昨冬は水道凍結防止帯を止めて、消費を半減させましたが、給湯ボイラーの凍結防止は止める訳にもいかず、冬場の消費電力を押し上げます。

一方、この時期は薪ストーブが大活躍するので、薪ストーブの排熱という未利用エネルギーが大量に発生します。

ということで、今冬はこの給湯ボイラーの消費電力を抑えるため、この排熱を活用して、以下のことを行いました。

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・まず、ボイラー設置場所を要らなくなった断熱材で仕切りました。

・薪ストーブでお湯を沸かし、石も熱しておきます。

・パソコンで家全体の電力消費がリアルタイムに監視できるので、消費電力が急上昇(約300W)したら、凍結防止ヒーターが作動し始めた合図なので以下のように対応します。

 1.給湯の凍結防止ヒーターを止めるため、お湯を湯たんぽに入れ、熱した石と一緒に断熱材で仕切られた中に入れて入口を閉じます。

 2.追い炊きの凍結防止ヒーターを止めるため、水を張った風呂(シャワーしか使わないので)を一瞬追い炊きをして、循環し始たところで風呂の循環口付近に熱湯を注ぎ、ボイラー内へ循環させます。

※給湯の凍結防止ヒーター、追い炊きの凍結防止ヒーターといのは推測。経験上、それぞれにヒーターがあるような気がするので。

これで、見事にヒーターは止まります。面倒なようですが、そうとう冷え込まないとヒーターは作動しないし、一度対策を取ると効き目はかなり長時間に及ぶので、せいぜい朝晩、日に2、3回という感じです(すごく冷え込むと少し頻度が上がりますけど)。


多少の不便も、財布にも優しく、地球や将来世代のためにもなると思えば楽しいし、電力消費が見えるといろいろできて、なかなか面白いのです。

我が家では太陽電池システムの電力モニターで、電力が見える化できましたが、省エネナビやエコワットといった製品を購入すれば、誰でも電力を見える化できると思います(使ったことはないですけど)。

http://www.eccj.or.jp/navi/intro/index.html

今回の排熱利用を行う前の半年で、我が家は、夜はFAXやルーターの電源を落としたり、無駄な待機電力をなくしたりして、8千円ほど節約できました。

省エネナビは少々高いですが、すぐに元が取れる投資だと思います。活用事例が増えて、みんなの節電の知恵が増えると良いですよね。