厳冬期、我が家の消費電力は倍に跳ね上がります。昨冬は水道凍結防止帯を止めて、消費を半減させましたが、給湯ボイラーの凍結防止は止める訳にもいかず、冬場の消費電力を押し上げます。
一方、この時期は薪ストーブが大活躍するので、薪ストーブの排熱という未利用エネルギーが大量に発生します。
ということで、今冬はこの給湯ボイラーの消費電力を抑えるため、この排熱を活用して、以下のことを行いました。
・まず、ボイラー設置場所を要らなくなった断熱材で仕切りました。
・薪ストーブでお湯を沸かし、石も熱しておきます。
・パソコンで家全体の電力消費がリアルタイムに監視できるので、消費電力が急上昇(約300W)したら、凍結防止ヒーターが作動し始めた合図なので以下のように対応します。
1.給湯の凍結防止ヒーターを止めるため、お湯を湯たんぽに入れ、熱した石と一緒に断熱材で仕切られた中に入れて入口を閉じます。
2.追い炊きの凍結防止ヒーターを止めるため、水を張った風呂(シャワーしか使わないので)を一瞬追い炊きをして、循環し始たところで風呂の循環口付近に熱湯を注ぎ、ボイラー内へ循環させます。
※給湯の凍結防止ヒーター、追い炊きの凍結防止ヒーターといのは推測。経験上、それぞれにヒーターがあるような気がするので。
これで、見事にヒーターは止まります。面倒なようですが、そうとう冷え込まないとヒーターは作動しないし、一度対策を取ると効き目はかなり長時間に及ぶので、せいぜい朝晩、日に2、3回という感じです(すごく冷え込むと少し頻度が上がりますけど)。
多少の不便も、財布にも優しく、地球や将来世代のためにもなると思えば楽しいし、電力消費が見えるといろいろできて、なかなか面白いのです。
我が家では太陽電池システムの電力モニターで、電力が見える化できましたが、省エネナビやエコワットといった製品を購入すれば、誰でも電力を見える化できると思います(使ったことはないですけど)。
http://www.eccj.or.jp/navi/intro/index.html
今回の排熱利用を行う前の半年で、我が家は、夜はFAXやルーターの電源を落としたり、無駄な待機電力をなくしたりして、8千円ほど節約できました。
省エネナビは少々高いですが、すぐに元が取れる投資だと思います。活用事例が増えて、みんなの節電の知恵が増えると良いですよね。