給湯の脱炭素化を考える(その2)

f:id:earthspiral:20211231105557j:plain

「給湯の脱炭素化を考える」の続き、どんな製品やどんな電力会社、サービスメニューを選ぶべきか、を考えてみました。

太陽光発電+給湯となるとエコキュートが有力な選択肢ですが、以下が気になる点です。

  • 一番気になるのが、ヒートポンプは寒冷地では効率が下がる点。しかも、冬期は発電量も減るので、買電しないといけない
  • ヒートポンプは割安な夜間電力利用するので光熱費が低いという点。(東北電力には戻したくないし、今後、徐々に夜間の電気料金は値上がりする懸念もある)
  • 給湯タンクにお湯を貯める貯湯ユニットタイプと逐次お湯を沸かす給湯専用タイプ、どちらが良いのか?
  • エコキュートにすると余剰電力と使用電力を相殺する「Looopでんき0」というサービスはどうか。実質、20円以上(=購入電力単価)で発電した電気を買取るのと同等とのこと。その代わりに余剰電力の買取はない。
  • エコキュートは壊れやすいと言われているが...

壊れやすいのはしっかり保証をつけるとして、あとは年間電力料金をシミュレーションしないと判断できなそうなので、やってみました。貯湯ユニットタイプを現状の「Looopでんき」、「Looopでんき0」、深夜割引を利用、の3ケースと、給湯専用タイプを「Looopでんき」を利用、の1ケースをシミュレーションしてグラフ化したものが以下です。縦軸は年間電気料金、横軸は日ごとの給湯利用量(リットル)。

f:id:earthspiral:20211231111120j:plain

以下の前提を置きました。
 給湯温度:43℃
 年間給湯保温効率:3.0
 電力単価:25円/kWh(深夜割引は「よりそう+ナイト8」で基本料金1,430円+単価11.12円、年間発電量は去年の値:2847kWh、売電単価10円/kWh)

給湯ユニットの前提
 沸き上がり温度:90℃
 焚き上げから使用までの温度低下:5℃(昼沸かして夜使う前提)

 

まとめ

  • 給湯専用は給湯タンク式に比べて使用量が少なければ差も少ないが、使用量が多いと格段に効率が悪い
  • 毎日の使用量が100リットルくらいなら、現状のループでんきが最安。300リットルならループでんきゼロ、500リットルなら夜間電力の電気代が最安。我が家はキッチンではお湯は使わず、シャワーで(あと冬場はたまに洗濯機も)使っているだけなので、使用量は100リットル以下と思われる(未計測)
  • 使用量100リットルで年間の電気代が7,600円くらいなので(本当か?)、現状の灯油給湯器と光熱費はほぼ同じくらい
  • 年間給湯効率が2.0,3.5,4.0のパターンでも、多少の違いはあるものの傾向は変わらず

あてが外れたら、サービスを切り替えれば良いかな。どんな製品を選ぶかはまた書きたいと思います。

Photo by photoB.