太陽熱温水器(構想)
冬期、自分だけは薪ストーブで沸かしたお湯をシャワー替わりに使っていて、灯油ボイラーを使ってないのですが、薪ストーブシーズンが終わると、灯油ボイラーに頼らざるを得ず、太陽熱を利用してなんとかできないかな、と。
太陽熱温水器は買うとそれなりだし、自作はなかなか大変そう。てっとり早くキャンプ用のソーラーバッグ(?)でも買ってみようか、でもこれだと春や秋はどうだろう?となかなか前に進まずという状況でした。
先日、ようやく非電化工房を見学する機会を得て、藤村さんに太陽熱温水器について聞いてみました。
簡単なものが一番だよ、とのことで以下のものをおすすめされました。
鉄パイプにちょろちょろと水と流し、温まったお湯を湯船に貯める。熱すぎる場合は水で埋めればオッケー。どれくらいの流量にするかは、気温や日照状況で調整すればよろし。
で、最大のポイントの鉄パイプの温め方ですが、太陽熱が鉄パイプに収れんされるよう、放物面の反射板をつくって、焦点の位置に鉄パイプを設置する、とのこと。こちらのサイトのトップ画像のようなイメージですね。これを季節に応じて角度調整できるようにしましょうと。
反射板は頑丈である必要はあまりないので、薄いべニアに薄いステンレス板やアルミ板をつければ良くて、100mmx500mmくらいのサイズ、鉄パイプは径が20mmくらいが良いのではと。
課題としては、
・放物面と焦点距離の検討(数学IIの知識があればオッケー。もう忘れました。誰か教えて!)
※温水器の性能は放物面の精度如何でもあるので、ここはとても大事。
・資材調達(水道管あったのに捨てちゃったorz。ステンレス板はホームセンターになかったけど、建材屋さんにあるかな?)
・鉄パイプとホースのジョイント(どうやってつなぐの?)
・うちのお風呂は北面なので、どこにお湯を貯めるか?(金盥で良いと思うんだけどなぁ)
南面(つまり庭)に設置するなら、目隠し用にシャワールームを設える?(面倒だねぇ)
リフォームもあるので、いつ着手できるか分かりませんが、進捗があればまた投稿します。
廃材ゲット!
去年の春の話になりますが、解体した小屋があるから廃材が必要なら持って行って良いよ、と地元のおじさんに言われました。廃材の活用方法は人それぞれ。我が家の場合は、使えそうなものは建材に、それ以外は薪として燃料に使うので、嬉しい気持ち半分、手間だなぁという気持ち半分ながら、ありがたく頂くことにしました。
が、こびっとハウスのリフォームなどでなかなか取りに行くことができず、冬支度の頃になってようやく野ざらしの廃材を軽トラ2往復して、こびっとハウスに運び込みました。ここからがたいへん。使える状態にするまでや保管場所の確保などが一苦労なんですよね。あちこち釘が出ているし、解体しなきゃいけないし、野ざらしだったので、乾燥させる必要もあるし。
ということで、冬の間にひたすら解体とくぎ抜きをして(この作業が自分には結構楽しい)、乾燥させるため日の当たる場所に一時保管しておきました(トップの画像)。
春になり、さてどこに置くかということで、納戸の一角、こびっとハウスの廃材を整理して(これがまたひと手間)、即席の棚を作って廃材を収納しました。重ねると意外にコンパクトに収まりましたとさ。
こびっとハウスの和室兼舞台もすっきりして、いよいよ内装工事がスタートできそうです。
2013年の我が家のエネルギーの状況
2013年の我が家のエネルギー収支(金額ベース)は、2012年と比べるとほぼ横ばいで、8,300円ほど赤字でした。が、去年は薪を購入したため(4tトラック一台分で70,000円)赤字幅は大幅に増えます。ただ、これを何年で使いきるか、今後の薪の入手状況次第なので、一年でいくらかははっきりしないのと、去年と比較しやすいように、ということでグラフには入れていません。カーボン収支で考えれば、薪の分は0なんですけどね。^^;
ちなみに、天候不順の2013年でしたが、太陽光発電の発電量もほぼ横ばいで、2012年:3,428 kWh → 2013年:3,350 kWhと微減でした。
節電状況は、2012年:921 kWh → 2013年:810 kWh と一割強の削減となりました。前回書いたボイラーの凍結防止を止めたのが一番の要因でしょうか。
節電目標である一日の平均消費電力 2.0 kWh以下の月がどれくらいあったかというと、2月と4月の2回だけで、年間の平均は2.23 kWhでした。今年は何回目標が達成できるでしょうか?^^;
電力消費の目標達成!?
冬期、ボイラーの凍結防止機能により我が家の消費電力はぐんっと上昇します。このため、去年ウーファーのユウジくんとマサヨさんがお手伝いに来てくれたときに、ボイラーの周囲を断熱材で囲ってみました(右の写真)。そして、ボイラーは使う時以外は通電しないよう、ブレーカーを落とすことにしました(凍結防止のため、少なくとも一日一回は通電して、水を循環させるようにしています)。
その結果、今年1月の消費電力(太陽光パネルが発電した分の自己消費も含む)は、過去最少の59kWhとなりました。一日の平均消費電力を2.0kWh以下にしたいなぁという野望があったのですが、冬期に達成できるとは思いませんでした。すばらしぃ~
以下は、過去4年間の推移ですが、1、2月は良い感じで減ってますね~ が、そろそろ頭打ちかなぁという気もしています。
電力消費を減らすには、消費電力を見える化して、感覚的にではなく、具体的に電量消費の状況を把握することがとても有効と書いてきましたが、会津若松市では無償で電力消費測定器を提供する事業を行っているようですね。こんな取り組みが県内にどんどん広がると良いですね!
光熱費0円化計画 その2
すっかりブログの更新をさぼってますが、去年、我が家の光熱費について書いたので、その続きです。
太陽光発電が2年目を迎えて1年を通じて発電できたためにかなり売電できた一方、光熱費は前年比で2割ほど抑えられました。結果、収支は約65,000円ほどプラスでした(ぱちぱち)。
前回、ガソリン代も含めて検証すると書いてあったので、ガソリン代も加味してみました。
結果、約4,000円ほど赤字でした(おしい!)。必要な用事があっての燃料代なので、これは止むなしですね。
去年は薪を調達できず、今年は薪を買う予定なので、また状況が大きく変わる予定です。
あと、今年はいただいたソーラークッカーが活躍してくれそうです。
太陽光発電開始一周年
久々の更新ですが、最近は敷地内のもう一つの建物をセルフリフォーム中で、その様子はfacebookに書いてます。
早朝にネットで仕事をして、朝食が済んだら日中はリフォーム、日が暮れたらシャワーを浴びて、食事をして、少しPCに向かって、眠くて仕方なくなって、ふとんへもぐり込む、といった生活パターンの日々です。
忙しくて野菜づくりには手が回らないので、こちらは相方さんにお任せ。今年は寒くてなかなか成長してくれませんが、いろんな野菜たちがじわじわ育ってくれています。
さて、本題ですが、去年の今日、我が家では3.14kWの太陽光パネルを設置しました。ちょうど一年経ったので、今回はその状況報告です。
一年間の発電量が 3,251kWh 、売電価格が124,074円、モニターを設置したことによる節電効果が18,059円で合計142,133円。グラフは月々の売電と節電の推移です。
システム価格が補助金を引いて1,443,100円だったので、10年で98%償却できる見込みですね(100%にもうちょっと惜しい!)。
豪雪地帯でも自分で雪を下ろせる状況なら、十分採算が採れるということになりますかね。
ちなみに今年、福島県は太陽パネル設置に50,000円/kWの補助金を出すそうです。北塩原村は60,000円/kW助成してくれるので、なかなか良い条件ですよね。
そしてなんと!福島県は再生可能エネルギーの割合を、2020年に約40%、2030年に約60%、2040年には100%以上を目標に掲げているのです。ちなみにこれは電力の割合ではなくて、一次エネルギーの割合なんですよね。こういうことをもっとアピールすれば良いのに。
・福島県再生可能エネルギー推進ビジョン (導入目標は34ページ)
堅雪、枝集め
例年なら3月半ばくらいから雪がしっかり締まってかんじきやスノーシューがなくてもつぼ足で雪の上を歩けるのだけれども、今年は4月に入ってからも雪が降り、雪がしまったのはつい最近。
以前、地元の人はこんな日には林に行って、折れた枝を集めて燃料にしていたそう。林の中はこの前の嵐のせいで思った以上にたくさん枝が落ちている。ひと抱え集めては、数百メートル先の自宅まで運ぶ。それの繰り返し。
ついてきたわさびが木登りを始めたので、こちらも別な木のよじ登ってしばし休憩。登る前に挨拶して、太い枝に腰掛けて木にもたれかかると、何とも言えない安心感が湧いてくる。古くなった枝と嵐に感謝しながら、来冬の備えを進めている感じが、何だかすごく自然に寄り添った暮らしをしているようで嬉しくなる。
3日間で6往復して集めたのはこんな感じ。これをストーブに入るサイズに切って、冬まで保管しておく、と言ってもこれで焚きつけ一週間分くらいかな。