我が家も太陽光発電所

我が家が発電所になる日どりがようやく6月中旬に決まりました。太陽光パネル設置業者の日本エコシステムと契約してから、大雪や震災などで4ヶ月くらい経ってしまいましたが(普通はこんなにかかりません)。

費用のことは書きづらいですが、ぶっちゃけトータルで185万円。12年~13年で費用が回収できるのではないかと見込んでいます(補助金が30万~40万、売電単価が42円/kWhで10年間で120万くらい売電、その後の単価は未定ですが仮に24円として残りは3年弱で回収。その後は月々利益を生んでくれます)


長くなりますが、ご興味のある方はこれまでの紆余曲折を参考にされてください。

思い起こせば、移住を決めた当初は雪深い場所では太陽光発電は無理とみんなに口を揃えて言われました。1年半ほど前、とある環境展で日本エコシステムさんとつながり、雪国でも導入できる希望を持ったものの、メーカーに断られて断念。バッテリーに蓄電する小規模の独立型のものを手づくりすることも検討しましたが、割高で使用範囲も限定的な点でなかなか踏み切れませんでした。

政府が固定価格買取制度や補助金などで太陽光発電を推進し、温暖化対策に取り組んでいることを一市民として応援したいという気持ちも、踏み切れない理由の一つでした(固定価格買取制度については、またブログでまた書きたいと思いますが…)。


そんな中、太陽光発電所ネットワークという個人の太陽光発電設置の相談に乗ってくれるNPOの存在を知り、相談できたことで道が拓けました。

メーカーは気象庁の積雪量のデータを元に設置可否を判断するそうで、そのメーカーの基準を超えるケースは保証が難しく設置を嫌がるのだそう。でも、積雪荷重による故障を保証対象から外す条件を提示すれば大丈夫とアドバイスをいただきました。このため、故障の少ないメーカーを選ぶことも大切と。(我が家は、風をさえぎるものがなく、南側の屋根の雪は積もってもすぐ落ちるので、積雪荷重の問題はないものと考えています。)

故障の少ないと言われる三菱電機と京セラに確認したところ、三菱電機はその条件なら対応できるとの回答でした。なるべく地元から近い人にお願いしたい気持ちもあったので設置業者をどうするか迷いましたが、一度お世話になった日本エコシステムさんに連絡したところ、設置できる方向で調整してくれました。

調整できた理由は、メーカー側で雪国での実績が増えてきたことや以前より柔軟に対応するようになってきたことと、何より顧客側の故障の保証を外しても良いという後押しが大きかったとのことでした。

と、契約まではすんなり進んだものの、今年の大雪で屋根の下見がなかなかできず、そのうち311の震災が起き、エコシステムさんの事務所も被災し、そんなこんなで4月になってようやく下見をしていただきました。

その結果、家の屋根は三菱電機の設置基準を満たしていないことが判明!他社を検討いただき、シャープなら設置可能ということ、故障率も各社それほど変わらないこと、若干故障率の高いパワコンは保証対象であることなどから、メーカーを変えて設置することになりました。


この取り組みが、石油や原発に頼らない地域社会をつくるための一歩になればいいなと思います。裏磐梯自然エネルギーが普及する為にはどうしたら良いか、考えて行きたいと思います。