三つの経済

関東から比べると一ヶ月季節が遅い裏磐梯。しかも、今年は雪解けが遅く、天候も不順でご近所さんも野菜づくりに苦労されている状況で、私たちの野菜づくりも随分とスロースタートとなりましたが、ようやく野菜たちがすくすく成長し始めました。

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右は道路側の畑、左は南側に新たにつくり始めたガーデン


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今、収穫できているのは、ほぼ毎日食卓にあがるスナップエンドウ。朝晩の寒暖差が大きいので甘くてとても美味しいのです。それと秋に植えたニンニクの芽。もう収穫期は終わりましたが、これまた美味でした。


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キャベツ、ズッキーニ、ネギもすくすく。

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レタスは育苗中&定植しはじめ。春から秋にかけてレタスがつくれるのは、寒冷地の強みですね。

これらは、どれも地元の方に苗や種をいただいたもの。食用ホオズキ、シシトウ、ミニトマトや借りている畑のジャガイモも大豆もそう。皆さん苗などは多めに作って、周囲に分けるのが当たり前という感じです。

地元学には、お金の経済、助け合いの経済、自給自足の経済の3つのバランスが大切という考え方がありますが、野菜づくりに関してはお金にそれほど頼らないここでの地元の方々の暮らしぶりを見ていて、そのことを思い出しました。

裏磐梯は移住組も多くまとまりがない、と地元の方はおっしゃいますが、野菜づくりなどは自然に助け合いながらやってらっしゃるのですよね。こうして順調に野菜づくりができるのも地元の方のたくさんの親切があればこそ。本当にありがたいことです。


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こちらは相模湖からいだたいた津久井大豆。借りている方の畑に大量に直播きしたのですが、こちらはほとんどキジバトに食べられてしまったそうで、数えるほどしか芽がでませんでした。家の畑に直播きしたササゲも寒さと天候不順のせいでほとんど芽吹きませんでした。ここでは、みなさん豆類は育苗するのが当たり前だそうです。


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トマトやキュウリ、ナス、ピーマン、セロリ、ヤーコンは苗を買いました。ニンジン、葉物類は買った種から。カボチャは自家採取の種で。自家採取率は少しずつ上げていきたいですね。


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こちらは南側のガーデン。南側の敷地は砂利が敷き詰められているので、山砂(軽トラ一杯で400円)と堆肥を混ぜた土を盛りました。通称「蝶々ガーデン」とパーマカルチャーの象徴「スパイラルガーデン」。ハーブ類を中心にヘチマやレタス、大豆などを植えてます。スパイラルガーデンづくりには、パーマカルチャー講師のI師匠にもお手伝いいただき、手早く仕上がりました。感謝!


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ふくよかな香りを漂わせるハマナスの花とようやく咲き始めたラベンダーにダイヤーズカモマイル。こちらもいただき物でございます。