魔女の庭づくり by 7steps to パーマカルチャーガーデン

11月3日、雪の歓迎?を受けて、裏磐梯に引っ越してきました。

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早々にパーマカルチャリスト兼建築士の友人の北さんが裏磐梯を訪問。

我が家の問題

・母屋の外壁がはがれて柱が腐ってきている?

→しかし、自然に戻らない新しい建材は使いたくない。どうせなら断熱性も高めたい。

・旧家屋をどうデザインしていくか?

→やる気はあるけれど知識や技術がない

が主な問題。要は、建築系弱いってことです。

彼は7つのステップでパーマカルチャーデザインを具現化する方法で、

静岡のプロジェクトを進めている。

カミオプロジェクト

その方法で、ここもやってみたらどうかと提案してもらった。

よっしゃ!そうしよう。

ということで、まずは敷地のチェックとビジョン作りをしました。

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北さんから「魔女の庭づくり」はどうかという提案があった。

また、魔女ですか。

私、魔女って言う言葉はしっくり来ないのよといいながら、

魔女についての薀蓄をたれてみる。

「そもそも、魔女というのは悪魔に魂をうって力を得た女性を魔女という」

のだけれど、私なんかはそっちのよくないイメージを強く持ってるのです。

しかし、最近私の周辺の人たちは「魔女」って素敵なものとして使っている。

映画で、たとえば「西の魔女が死んだ」とか「魔女の宅急便」とかは、

「自然のものを生活に取り入れて自然と調和した生活の知恵を持ち、

それを実践している人」の事をそう呼ぶらしい。

要は、女魔術師っていうことですかね。

タロットカードに魔術師のカードがあります。

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魔術師は自然の英知を知り、それに作用できる力を持つ人です。

カードにはその象徴として「地」「水」「火」「風」の

エレメントが描かれています。

そんなこんなで魔女の話をした後、

パーマカルチャーガーデンとはパーマカルチャーの倫理、原理原則に従って

デザインされたガーデンであり、「魔女の庭」とは、

それを管理する人が魔女だと魔女の庭になるのか?

パーマカルチャーの緑本の中では、

家がゾーン0だけれども、日本的にはゾーン0は自分自身と考えてもいいのでは

という北さんの提案。

そのゾーン0をどう管理していくかを知っているのは「魔女」であるという。

今年やってきたパーマカルチャーハーバリスト講座は魔女修行の場になるのでは、

という、私がやってきたことに対する素晴らしいまとめをしてくました。

確かにおっしゃるとおりです。


「自分自身の中のつながりをどうつけていくか」

そして

「自分の外側をどう調和したものにしていくか」

その二つはつながっていてどちらか一方だけでも成り立たない。

そしてどちらかに働きかければ、

いずれも同時に変化させていく必要が出てくると思う。

外側といったら環境だ。

住環境、社会環境、そして自然環境。

外側を調和させていくのは、自分だけの問題ではないから

なかなか大変なことだ。

でも、自分で何とかできる自分の住環境を

ビジョンを作って形にして行くことはやろうと思えば

実現可能なところなわけです。

それが、周囲の自然環境、そして地域づくりへと広がって行ったらいい。

ここは国立公園の中。

自然環境はある程度守られている場所だ。

自然に対して、そしてそこに生きる人たちに対して

謙虚な気持ちで臨みたいと思う。

今回、ブレストしたもの、また月末に、打ち合わせがある。

どんな形になって行くか楽しみ!!

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