Looopでんき+ ソーラー割の手続き

去年切り替えたlooopでんきには太陽光発電の電気を買い取る「Looopでんき+ ソーラー割」というプランがあり、買電単価が1円安くなります。

手続きには「太陽光需給契約確認書」と「設備認定通知書」という書類が必要なのですが、我が家は余剰電力買取制度の時に太陽光発電を設置したためか、「設備認定通知書」は手元にありませんでした。これの対応がなかなか面倒で時間もかかったので、参考までに経緯を書き記しておきます。

looopでんきの手続き書類によると、以下の代案も示されていたので、今回その方法で手続きを行いました。

「・設備認定通知書のコピー

お手元に書類が見当たらない場合、https://www.fit-portal.go.jp/にアクセスし、ログインすることで、認定日、設備ID、発電出力を確認できるページがありますので、その印刷画面をお送りください。」

そもそも上述の再生可能エネルギー電子申請サイトのログインIDが不明なので、IDとパスワードを確認する必要があり、こちらの情報がとても参考になりました。

https://sorasapo.com/how-to-confirm-solar-id-password#3

こちらの「3-1. メールで問い合わせするために必要な資料」に「設備認定通知書」が必要とあるのですが、これは設備ID(認定番号)を確認するためのようで、設備IDについては最寄りの電力会社の支社(私の場合は東北電力会津若松支社)に電話すると教えてもらえました(東京電力の場合は売電の領収書に記載があるそうです)。

手順に従い、ログインIDとパスワードの照会依頼の申請書類と免許書のコピーを添付してJPEA代行申請センターへメールを送りました。回答まで1~2ヶ月程度必要とのことなのですが、2ヶ月経っても回答がないので、メールで催促して待つこと3週間、ようやく回答がきました。

早速、再生可能エネルギー電子申請サイトにログインし、必要情報を画面コピーして、その日の内にlooopへ書類を郵送しました。

looopのウェブサイトによると以下の手続きも必要とのことで、東北電力に電話したところ、送配電買取への切替え手続きは、新電力から申請してもらうので、今の段階では自分は申請しなくて良いとのことでした(looopの人の話ではこれはケースバイケースのようです)。

「2.送配電事業者への売電申込

※平成29年4月1日以降に売電契約を締結したお客さまは、以下のお手続きは必要ございません

続きまして、改正FIT法に基づく一般送配電事業者への電力需給契約(売電契約)のお申込みが必要となります。

売電明細に記載されている営業所の電話番号にお電話いただき、以下2点をお伝え下さい。

1、低圧のFIT太陽光発電所を所有しているということ

2、現在の売電先である●●電力(※) から貴社の送配電買取に切替えを希望ということ

(※)現在売電中の会社名をお伝えください。お問合せ先の電力会社と同じ場合でもお伝えください。」

後日、東北電力から送配電買取への切替えの書類が届いたので、必要事項を記入し返送しました。

looopへ書類を送ってから約1ヵ月、切り替え手続きが完了したとのメールが届きました。

最初の申請からソーラー割の適用開始まで4ヶ月!長かった~^^;

2017年のエネルギー収支(金額ベース)

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2017年のエネルギー収支です。極端な日照不足で売電額が1割以上落ち込みました。ガソリン、灯油など支出も少し増えたので、収支は約1万円プラス(去年は約3万円プラス)でした。

電力会社を切り替えたので、来年は電気料金はかなり下がるはず。

世界的にEVシフトが加速しているようなので、お手頃な値段で航続距離がそこそこ長くてバッテリー交換もバカ高くない電気自動車が日本でも入手できるようになったら切り替えて、移動にかかるエネルギー支出をなくしたいところですが、どうなることやら。


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消費電力の削減率は前年比3.5%くらい。これは冷蔵庫の買い換え効果ですね。

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一日当たりの平均消費電力のグラフでみると分かりやすく導入以降の値が下がってます。導入以降4ヵ月の削減率は前年比18%でした。

再度、電力会社を切り替えました

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電力会社をlooopでんきへ切り替えて、最初の請求が来まして、電気料金が4割ほど下がりました。

looopでんきは基本料金がない分、他社より単価を高く設定しているので、電気を使わないほどお得、という料金体系になっています。電気を使えば使うほどお得、という時代に逆行している会社もある中でこの仕組みには好感が持てますね。

自然エネルギーを選べるようにしたいというlooopには、電力自由化前のから注目していたのですが、電力自由化直後は東北電力管内にはサービスを提供していなかったので、地元の会社で自然エネルギーにも力を入れたいという須賀川瓦斯を選びました。

その後、東北電力管内にもサービスが提供されるようになったのは知っていたのですが、自然エネルギーの比率もそれほど違いないし(looopは26%、須賀川瓦斯は20%、他にもっと比率の高い会社もありますが)、そのままで良いかと思っていたのですが、料金をシミュレーションしてみて、我が家の場合は料金の下げ幅がかなり大きいことに気づき、切り替えることにしました。須賀川瓦斯さん、すみません(汗)。

それから、looopでんきは太陽光パネルで発電した電気を買い取ってくれるオプションもあり(単価が1円下がる)、こちらも申し込もうと思ったのですが、我が家は余剰電力買取制度の時に太陽光発電を設置したこともあり、必要書類の入手が面倒で、こちらはもう時間がかかりそうです。


あと一点気になった点として、FOEなどが進めているパワーシフトキャンペーンの会社紹介リストから外されていることがありました。ある案件で、現地の住民との合意形成に課題があるのが理由であるらしく、この件についてlooopに問い合わせたところ、納得できる丁寧な回答がありまして、それがどれだけ実効性を伴うかは確かめようもありませんが、一契約者からの声として一本釘は刺せたのかなと。

冷蔵庫を買い替えました

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これまでは容量136Lの小さなものを騙しだまし(入りきらない時は保冷ボックス使ったりして)使っていましたが、嫁さんの実家の冷蔵庫の調子が悪くなり買い替えたいとの相談を受けたので、こちらも買い替えの良い機会かなと。


で、比較サイトなどで省電力のものを探してみるとこれがなかなか分かりづらい。少し古い製品の方が最新の製品より消費電力が低かったり何が何だか...


調べてみると消費電力を測定する基準が最近変更になっていて(JIS C 9801:2006→JIS C 9801-3:2015)、消費電力量の表記が旧JISだったり、新JISだったり、併記してたり、サイトによってまちまちなんですよね。


新旧JISの製品ごとの消費電力量の比較を載せている企業がありました(東芝三菱電機)。測定の基準が厳しくなって(現状により合わせて)、消費電力の表示が高くなっているのが分かります。


物差しが違うと比較しようもないので、新JISでいろんな製品を見てみるとやはり新しい製品の方が消費電力も低いようでした。それで、省エネ型製品情報サイトというところからデータをダウンロードして、調べてみると容量450-500L辺りが消費電力が一番少ないことが分かりました(小型のものは除く)。

ちょっと大き過ぎるかとも思いましたが、一回り小さい製品との価格差は2万円くらいで消費電力の差が100kWh/年くらい。それくらいの価格差なら長年使えば電気料金の差で償却できそうなので、その中でも格安感がある(会社の業績不振のため?)東芝の製品を選ぶことにしました(ベジータFW、容量462L、年間消費電力量264kWh、ヤマダ電機で約12万円也)。ちなみに古い冷蔵庫の年間消費電力は360kWhですが、測定基準が違うのでスペックだけの単純な比較はできません。


2ケ月使っての電力消費量の状況は、平均で電力消費量マイナス11kWh、削減率が17%くらい。年間約千円、20年で約2万円の節約ってところでしょうか。

  • 8月 2016年:67kWh、2017年:58kWh(-9kWh)
  • 9月 2017年:65kWh、2017年:52kWh(-13kWh)

ただ、今年に入って全体の消費電力が前年比をずっと上回っていて、ベースの電力消費は前年同月より高くなっている可能性があるので、純粋な冷蔵庫買い替えの節電効果はもっと高いのではないかな?という気もしています。

2016年のエネルギー収支(金額ベース)

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このところエネルギー関連の取り組みをしていないので、一年ぶりの更新で、毎年恒例のエネルギー収支のグラフをアップします。

以前購入した薪の償却も終わったことにしたので(薪はまだたいぶ残ってますが)、トータルで約3万円の黒字でした。

電気、ガス、灯油、それぞれ多少減ってますね。原油安が主因かな?


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消費電力は前年割れぎりぎり、という感じです。

また、去年は電力会社を須賀川瓦斯に切り替えました。こちらは再エネ率が約2割だそうです。

http://power-shift.org/choice/



そんな中、先日突然、通販会社から荷物が届きました。

送り主は母親で、家電製品をプレゼントしてくれたのでした。


それが消費電力約1,200Wの電子調理器でして、節電が趣味の自分としては、素直に喜べない葛藤が...

返品も考えましたが、母親の気持ちも考えると、「地球環境を守る」という正義を掲げて、相手を傷つけるのは、原発事故後に多くの福島の人たちが「命を守る」という正義を振りかざされ、心に大きな痛手を被ってきたことと重ねて考えてしまう訳で。一方的な考えを相手に押し付ける時代はもう終わりにすべきだよな、と思う今日この頃。


別な見方をすれば、あと5年くらいしてFITの契約が終わったら、発電した電気は電気自動車に蓄電して、それですべての電力消費を賄うという目論みもあり、そうなれば電気製品は、CO2を出して地球温暖化に寄与することも、原発事故に怯えることも、核廃棄物で将来世代に負担を押し付けることもなく、利用できるようになる訳で(という書き方も正義の振りかざしなのかも知れませんが(笑))、その頃にはいろいろと活躍してくれるものと考えられるかなとも思っているので、有難く使わせてもらうことにしました。


お礼の電話をすると、自分も使っていて、便利だから活用してね、お年玉だからと。

断らなくて良かった(笑)

2015年の我が家のエネルギーの状況

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今年も年間の我が家の金額ベースのエネルギー収支をまとめてみました。

ガソリン込みで初の黒字!(ぱちぱち)

去年は移動が少なかったことと、灯油代も減っているので、原油価格の下落も大きな要因のようです。

太陽熱温水器をつくったのもほんの少しは寄与しているかな?太陽熱温水器についてはまた別の機会に書こうと思います。

薪に20,000円計上していますが、今冬は購入した薪は使わずに済みそうなので、さらに+20,000円という感じかも。


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消費電力も下がりまして、2014年:752kWh → 2015年:708kWh となりました。

蛍光灯型の照明をほぼ全廃(蛍光灯型電球とLED電球へ切り替え)したのが、奏功したものかと思います。


ちなみに、太陽光発電は2014年:3,460kWh → 2015年:3,490kWh と過去最高を更新しました。天候不順な2015年という印象で、意外ですが、春先は日照り続きだったりでしたし。

昨今の太陽光発電を巡る状況

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このところの日照り続きで、畑の水遣りはたいへんですが、太陽光発電は絶好調。

5月には月間発電量の過去の記録を大きく更新して、500kWhを超える発電量でした!


さてさて。

今日は久しぶりに太陽光パネルを設置してくださった業者さんが発電量の様子を見に訪問されたので、昨今の太陽光発電を巡る状況をいろいろ伺ってみました。

ちょっとマニアックな話かも、ですが(^^;)、個人的に面白かったので紹介します。


□ 豪雪地帯での太陽光パネル

  • みなさん、結構がんばって雪おろしをしているそう。(うちだけじゃないのだ!)
  • 積雪でパネルが落ちたという話は聞いたことないそう。(ははは。^^;)

□ 来年4月からの電力自由化

  • 4月からすぐに切り替えできるようになるというよりは、4月からいろなことがオープンになってそれからスタートといういう感じになるのではないか?(だから、現状ではこんなに情報が少ないのか)
  • 自然エネルギー化石燃料など何から発電された電力かが分かりづらい制度、ということでは特になく、事業者側の裁量に任されるはず。(ほっ)
  • 買取価格制度との兼ね合いについて。売電先を変えても問題ないし、買電先を変えて売電先と違う会社になって問題ない。(ほっ)
  • 太陽光発電で生じた電力を買い取りたいという新電力は多くなるはずで、太陽光発電をしている事業者に対して高めに電力を買いたいという引き合いは既にあるそう。将来的には、太陽光発電をしている個人にも電力を買いたいという話は出てくるだろう。(高く買ってくれ!(笑)

□ 固定価格買取制度の見直し

  • 制度上は既に接続可能量を超過した際の遠隔出力制御システムの導入が義務化されているにも関わらず、その方式を電力会社がまだ決めていないため、メーカーや設置業者、太陽光パネル設置者へのしわ寄せが大きい状況。(ひどい話だ)
  • 各電力会社へ売電を申込み済みでも実際には設置まで至らないケースも散見されていて、出力抑制が実施されることはあと数年はないと思う。(私もそう思います。ずっとないのでは!?)
  • 太陽光発電を計画中の事業者はリスクが見えないため、二の足を踏んでいる状況だが、個人はそれほど減ってない。ただ、国全体としての導入量はかなり伸び悩むだろう(そりゃそうだ)

□ 蓄電池について

  • 国の太陽光発電への助成金がなくなって、代わりに蓄電池やHEMSへの助成が始まっている。蓄電池の助成金は最大100万円。(高!)
  • 電力自由化により供給電力が不安定になるリスクもない訳ではないので、そういう意味でも蓄電池の需要は高まっている。(へー)
  • 売電せずに蓄電するともったいないのでは?と聞いたところ、深夜割引を利用することでお得になるそう(細かい話は忘れました(汗)